Claude Code の使い方 — 整理しない、任せる、ノリでやる
共有
Claude Code の使い方 — 整理しない、任せる、ノリでやる
振り返って書いておく、Claude Code の使い方
ここまで MODAY 構築の話を書いてきたが、
「Claude Code をどう操っているか」は書いてなかった。
スタックを選んだ話、配信パイプラインを組んだ話、
9言語ローカライズの話、チャットbot を15分で作った話、
全部「何を作ったか」の側だった。
公開も済んで、運営フェーズに入ってきたので、
ここでメタ視点で書いておく。
結論を先に書くと、整理しない、任せる、ノリでやる。
世間でよく見る Claude Code 解説とは、たぶん逆方向の話になる。
CLAUDE.md は Claude が書いた
世間では「CLAUDE.md にプロジェクト情報を整理して書きましょう」と言われる。
ブランド情報、技術スタック、コーディング規約、優先順位。
Claude Code がプロジェクトの文脈を掴めるように、人間が整理しておく。
というのが、まあ標準的な使い方。
MODAY の CLAUDE.md は、自分で書いた行が1つもない。
何が書いてあるかも、把握していない。
構築初期に、Claude Code に「自分でファイル整えていいよ」と言ったら、
ブランド情報、技術スタック、SKUテーブル、Markets 設定、Phase ごとの優先順位を、
勝手にまとめ始めた。たまに眺めると、自分が手で整理するより、
おそらく Claude が読みやすい形になっている。
最初から最後まで、自分は「整理」を一切やっていない。
整理という作業そのものを、Claude 側に渡している。
セッションは「ノリで」分ける
セッションは分けている。が、ルールはない。
目的別の厳密な切り分けはやってなくて、ざっくり
「コンテンツ制作」「UI/UX 改善」「MD(雑多な作業)」
みたいな括りで動かしている。
画像生成も翻訳もコード書きも、同じセッションの中で混ぜる。
「翻訳セッション」「コード書きセッション」みたいに役割で分けない。
作業の流れで分ける。
雑な分け方だが、結果として「思いつきが連鎖する」状態になる。
UI を直していて、ふと「あ、これに合わせて翻訳も変えた方がいい」と気づく。
そのまま同じセッションで翻訳も走らせる。
セッション横断で文脈を持ち越すコストがゼロなので、
判断の流れが切れない。これが意外と効いている。
技術的な指示は、ほぼしない
別の記事で書いたが、スタック選定の段階で、技術条件は1つも出していない。
出したのは全部ビジネス側の条件だけ。
実装に入ってからも、このスタンスは変わっていない。
唯一意識して伝えているのが、
「Shopify と Gelato は標準的な使い方をしてくれ、オリジナル実装は最小限で」
ということ。
これは SaaS の鉄則だと思っていて。
ベンダーが想定した範囲の中で使うのが、長期的には一番安定する。
カスタム実装は短期的には魅力的だが、ベンダー側のアップデートで壊れる。
標準のフロー、標準の API、標準のテーマ構造。
ここから外れるときは、本当にそれが必要なときだけ。
これだけ伝えれば、API の叩き方、テスト戦略、エラーハンドリング、
実装の細部はほぼ全部 Claude Code に任せられる。
「これ教えて」と聞かれたら、「自分でやって」と返す
Claude Code は、ときどき確認してくる。
「このファイルの内容を見せてください」「これでいいですか?」
「テストはどう書きますか?」と。
そのほぼ全部に、「自分でやって」と返している。
ファイルを見たいなら自分で view を使えばいい。
判断を仰がれたら「自分で判断して」と返す。
結果、ほとんどの場合は自分で読みに行って、自分で判断して、
そのまま実装まで進めてくれる。
これは、別の記事で書いた「主体性を AI 側に渡したい」の実践。
判断を返さない、判断を持たせる。
最後に残るのは、どうしても API で動かせない領域 だけ。
銀行口座、決済審査、各サービスの申込み、課金登録、API キー発行。
そこは人間としか契約できないので、自分が手を動かす。
それ以外は、全部 Claude 側に持たせている。
GA4 を毎日巡回させて、改善提案させる
公開後に始めた、新しい運用がこれ。
毎日、Claude Code に GA4 を巡回させて、
課題と改善案を出させる。
自分はそれを眺めて、明らかに筋が悪いものだけ排除する。
残った 6〜7割を、その場で実装させる。
提案から実装までの間に、自分がやっているのは GO/NG の判断だけ。
コードを書くことも、設計を考えることも、ほぼゼロ。
これを運営コンセプトにしようと思っている。
「1日1個は必ず改善を実装する」。
ストアを開けた瞬間から、毎日1つ、何かが良くなっている状態を作る。
改善ループが止まらないブランドが、結果的に強くなる、という賭け。
そして、その改善ループの99%は Claude Code が回す。
整理しないのに、整理されている
ここまで書いてきて、改めて思う。
自分は「整理」「設計」「計画」みたいな伝統的な開発作法を、ほとんどやっていない。
CLAUDE.md は書いてない。セッションはノリ。ワークフローはルーチン化してない。
技術設計図もないし、タスク管理ツールも使っていない。
それなのに、構築から運営まで、なんとなく回っている。
正確には、整理は Claude 側に任せている、というだけのこと。
自分はやらないが、Claude Code は整理する。
だから結果として、整理された状態は維持されている。
この構図、孫正義が「やりましょう」と言うと、
超優秀な実行部隊が動き出して、整理も実装も全部やってくれる、あの形に近い。
自分は「やりましょう」と判断する側に残り、実行部隊が AI になっている。
AI 時代、個人がこの構図を再現できるようになった、というのが、
この3週間で得た一番の手応え。
結び
これは正しいやり方ではないと思う。
たぶん、CLAUDE.md をしっかり書いて、セッションを目的別に分けて、
ワークフローをルーチン化するやり方も、ちゃんと成立する。
ただ、自分の場合は 整理しないほうが速かった。
整理に時間を使う暇があったら、Claude Code に投げて、
出てきたものを判断する時間にしたい。
それでは、また書きます。
— Yoskee
moday.me
今日を着る。— MODAY のTシャツを手に入れる
| セット | 枚数 | 価格 |
|---|---|---|
| 一週間セット → | Mon–Sun (7) | $159 |
| 平日セット → | Mon–Fri (5) | $119 |
| スターターパック → | Mon · Wed · Fri (3) | $79 |
| 週末セット → | Sat · Sun (2) | $55 |
$99以上で送料無料 · 8色 × 6サイズ · 9言語